フリーダムでは5年生の間は、基本に徹する、という方針で進めています。
ただ、基本に徹するというのは、基本問題を繰り返しやる、ということではないのです。
各テーマには、元になる理論的な裏付けがある。
例えば、良く例に出すのが、「なぜ、月は南中するのか?」です。
子どもたちに、この質問をしてみると、案外正しい答えが出てこない。実は月は北中することもあります。もちろん南半球での話ですが・・・。
北半球でしか、月は南中しない。なぜか、背中が北極を向いているから、です。
南半球であれば、背中は南極を向いている。だから北中するのです。
こういうことが基本としてわかっていれば、月の満ち欠けは、自分で図を描けば、すぐに答えられる。別に暗記は必要ないのです。
理科にとどまらず、算数でも同じことは言える。なぜ2つの列車の通過には2つの列車の長さが必要になるのか?など、基本がわかっていることが、応用問題を解く源になります。