月別アーカイブ: 2022年1月

ベストゲームにするコツ

これまでたくさんの試験を受けてきたでしょう。

月例テストや模擬試験を数えると結構な数になる。

でも、これらの試験は、入試の準備のために受けてきたわけです。ですから、今までの点数はもうどうでもいい。

入試で良い点数がとれればいいわけです。

これまでいろいろ言われてきたかもしれませんが、しかし、最後、ベストゲームができればいいわけです。

この一発勝負でできれば、合格します。

ではどうすればベストゲームになるのか?

慌てないでていねいに問題を読む。

試験ですから、どうしても急ぐ。

例えば算数のテストなんか見ていると、「始めてください」と言われた瞬間、問題用紙が開く音と同時に、鉛筆がカタカタなり始める。

これはだめです。

まずは全体を見まわして、どれがいけそうか、いけそうだと思う文章をていねいに読む。

最初の2~3分でだいたいの順番を決められればあとは、ていねいに読んでいけばよいのです。

そして、

問題を確認しながら答えを書く。

コツはこれだけです。

できることしかできないのだから、解ける問題を解いてきてください。

君たちが培った力でベストゲームをやりぬいてもらいたいと思います。

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式を書く、計算を見直す

フリーダムではスタートから式を書く、計算をその場で見直す、という指導をします。

しかし、やはり試験中、急いでいるのでそれがどんどん吹っ飛ぶ。

授業ではちゃんと書いてある式が、試験ではどこへ行ったのか、わからない。

で、ミスをする。問題を読み違える。

これは繰り返し起こることなのです。

だって時間がないから、急ぐ。で、書かないと間違える。計算を見直さないからミスをする。

それを防ぐために、式を書く、計算を見直す、を実行しないとミスはなくならない。

時間が間に合わなくても、解いた問題が間違わなければ合格点は取れるのです。

でも急ぎの虫がいるから、そうならない。

別に解説を書かなければいけないわけではないので、ちゃんと考えがまとまる程度には式を書き、そして計算を見直してください。

これが合格の早道です。

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下の子の受験

上の子の受験が終わり、次は下の子、というご家庭も少なくないでしょう。

つい親としては上の子と同じことをやらせないと、と思いがちですが、ちょっと待ってください。

本当にそれでよいのか、もう一度考えてみる必要があると思うのです。

最近は、かなり早い段階から中学受験の塾に入る子どもたちが多いのですが、その分消耗戦に長くいることになり、習い事やスポーツの時間も少なくなっています。

本当のことを言えば、上の子の受験で、「あれはいらなかった」「これは無駄だった」というのがあるはずなのです。

ただ、つい兄弟同じことをさせないと、と思って失敗してしまうことがあるもの。

同じ兄弟でも性格も違うわけですし、山の登り方は変えてもいいのです。

下の子には上の子の時の経験を活かしてもらいたい、と思います。

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習ったことを確実にできるようにするには

算数ではできなかった問題を復習するのが、優先順位の第一位です。

塾によっては予習が必要なところもあるでしょうが、それでも授業でできなかった問題を復習することが一番であることに変わりはありません。なぜか?

「できなかったこと」をできるようにすることで、力が伸びる、ということのように思いがちなのですが、実はちょっと違います。

復習することによって自分で考えるようになる、からなのです。

もちろん、問題を解いているときも自分で考えてはいるのですが、できなかった問題をもう一度考え直すのは、すでに一度考えているわけだから、考えることに深みが増します。

図を描いたり、グラフを作ってみたり、模型を作ってみたり、といろいろやっているうちに、「あ、そうかあ」と気が付く。

気が付かずともウンウンうなった後、解説を読むと「なるほど!」と理解できる。

これはウンウンうなるから、「なるほど!」が大きくなるのであって、ウンウンうなっていなければ、結局のところは発見があまりないから、実はできるようにもなっていないのです。

ところが、塾で与えられる問題が多いから、そう一問に時間がかけられるわけではない。だから、ついウンウンうなっていると

「そろそろ答えを見たら?」と大人は言いたくなるでしょう。

しかし、そこを多少こらえていないと、子どもは本当に考えなくなるのです。本当に考えている過程で実はできるようになっている。たくさんの問題を解くことでできるようになっているわけではないのです。

ここを間違えてしまうことが多い。同じようなパターンの問題を数字を変えて解いたところで、それは機械的に解いているだけのことだから、あまり考えていない。だから思考力はつかないのです。

私は1問最低15分は考えるべきだと思っています。ところがあきらめの良い子、(あるいはいいかげんな子)は1分もたたないうちに「わかんない」と答えを見始める。

で、実際に読んでわかっているのか?といえばうなっていないから、読んだこともよくわからない。だから、これまた力はつきません。

力をつけるためにはウンウンうなりながら考えることです。

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個の勉強を組み立てる

最近は復習型の塾が増えました。習ったことをもう一度、家で復習して、さらに宿題として練習問題を解いたりする。

そういう個の勉強がなければ、塾に通ったとしてもなかなかできるようにはなりません。この個の勉強がうまくいかないから、成績が上がらないわけですが、しかし、お父さん、お母さんも忙しいから横にくっついて勉強させることがなかなかできない。

で、個別指導やら、家庭教師やらを頼むわけですが、元々の個の勉強ができないので、ただ教えてもらってもうまくいくわけはないのです。

近年は組み分けテストによる振り分けが主流になっているので、その週、その週の内容をしっかり理解できるか、が大事なポイントになっているわけですが、そこがうまくいかないとどんどん新たなカリキュラムがやってくるので、ついていけなくなるのです。

だからまずはしっかり個の勉強を組み立てる必要がある。

本当はそういう体制が整ってから、実際の力試しをした方が良い。6年生になったら、模擬試験はたくさん行われるのだから、それまでの間はどちらかといえば、じっくり力を養った方が良いのです。

フリーダムでは5年生のうちは、基礎を重点的に学習し、6年生になって学校別指導の中で応用力を磨きます。

そうすることで、自分の志望校の合格に最短距離で進むことができるのです。それまでの間、消耗戦に引き込まれることなく、まずはじっくり自分で考える力を養うことが大切です。

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算数ができるようになるヒント

算数の思考力をつけるにあたって、最も大事な方法は、自分で答えを出すことにこだわる、ということです。

算数ができるようになるコツは、これに尽きる。

問題を解き始めてすぐに「わからない」と言い出す子はまずできるようにはなりません。わからないならわからないなりに、いろいろやってみればいいのですが、それすらやらない、ということはこの段階で頭が動いていない。

これではできるようにはなりません。

ただ、自分で答えを出すことにこだわると、問題数が行かないこともあるでしょう。しかし、ただ問題を解けばよいということではないのです。

自分で真剣に考えた問題が1問でも増えれば、それはそれでプラスになる。

逆にちゃんと考えていない問題はいくら教えてもらっても、ピンとこないから、結局またできないということになるのです。

自分で考えるようになれば、必ず力は付きます。解く問題の数にこだわらず、自分で答えを出すことにこだわってください。

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僅差の勝負を制すポイント

入試は、事前にその学校の合格偏差値を各塾が発表することから、やはりその偏差値近くの生徒が集まることになります。

だから普通に考えると、突出して合格ラインを突破できている子はそう多くはない。むしろ合否ライン近くの受験生が多いと考えられます。その分、ほんの数点が問題になる。僅差の勝負で合格ラインの上下5点はやはりそれなりに受験生が並んでいます。

したがって、これから試験前の間、やはりその5点をとる、あるいは失わない工夫をする必要があるのです。

特に練習すべきは算数でしょう。

算数はその科目の性質から、1問の配点が大きい。算数でミスをした分を理科社会で取り返すのはなかなか大変です。

だから算数でいかにミスを犯さずに、確実に得点するかをまず練習しましょう。

難しい問題はできなくても仕方がないが、計算問題や一行問題など、これはとれなければいけないという問題を間違えてはいけない。

確実に得点を積み重ねる工夫を練習しましょう。これが最優先の課題。

あとの3教科については、やはり知識をしっかり確認することが大切です。

知っている、知らないだけで点数の差がつくものをしっかり覚える。漢字で書けることも確認しましょう。

残りの時間で力を入れるのはこの2点。

たくさんの問題をこなすというよりも、確実にていねいに解く練習をするように心がけてください。

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新5年生 合格手帳2-3月号のお知らせ

進学塾は2月から新年度がスタートします。

2月から3月までの間は現5年生は「新6年生」という言い方をする塾が多いのですが、いよいよ受験本番がやってきました。

学年が変わりますから、通塾日数も変わってくるでしょうし、また勉強する内容も変化するでしょう。したがって新たにまた学習の計画を立てていかなけければなりません。

そこで、新5年生。6年生用のの合格手帳を用意しました。

2020年2ー3月号は、前号を継承してハンコ台帳を用意しています。目標を3つ決めてご褒美をもらうシステムはそのまま継続しました。

別にご褒美は賞品ばかりではないでしょうから、今回は「ごほうび」という名称に変更してあります。例えば、頑張ったらディズニーランドに家族で出かける、というのも「ごほうび」の決め方のひとつだと思いますし、家族で「ごほうび」を決めてワクワクしながら勉強を進めてもらえればと思います。

今回は新学年にあたり、フリーダムの学習方法についても詳しく解説をしましたので、学習に役立てていただければと思います。

以下のフォームからお申込ください。

無料です。

ぜひこの2ヶ月を親子で楽しめる2ヶ月にしてただけたらと思います。

    新6年生 合格手帳2-3月号のお知らせ

    フリーダムオンラインもいよいよ2月7日(月曜日)から新年度がスタートします。

    2月から3月までの間は現5年生は「新6年生」という言い方をする塾が多いのですが、いよいよ受験本番がやってきました。

    学年が変わりますから、通塾日数も変わってくるでしょうし、また勉強する内容も変化するでしょう。したがって新たにまた学習の計画を立てていかなけければなりません。

    そこで、新6年生用のの合格手帳を用意しました。

    2022年2ー3月号は、前号を継承してハンコ台帳を用意しています。目標を3つ決めてご褒美をもらうシステムはそのまま継続しました。

    新学年になり、いろいろ授業が増えたり、やることが増えたりする一方で、家での勉強時間が減ってしまうことが多くなります。したがってしっかりと計画を立てて、勉強してもらいたいのですが、しかし、ここで大事なことがひとつあります。

    それは「やらされない」ということ。子どもたちが自分でやる勉強にしてもらいたいのです。やらされると、うまくいかないときは人のせいになります。自分がやりたいことではなかった、という言い訳になってしまうと、本当の意味で自分の力をつけていくことになりません。

    ですから、お父さん、お母さんが勝手に計画を作るのではなく、家族で話をしながら必要なことをしっかり絞り込んで、子どもたちが納得できる勉強のスタイルを作っていってほしいと思います。

    今回は新学年にあたり、フリーダムの学習方法についても詳しく解説をしましたので、学習に役立てていただければと思います。

    以下のフォームからお申込ください。

      志望校はどんな問題が出ているかをまず知る

      塾としてはいろいろな学校に対応するということで、ほぼすべての範囲をすべての子どもたちにやらせます。

      しかし、これが負担の原因になっているのです。

      例えば御三家のレベルの問題は出ない学校なのに、そこまで勉強する必要があるか?

      あるいは記述が出ない学校なのに、なぜ記述の練習をするのか?

      こういう話を塾の関係者にすると、「どんな選択でもできるようにしたいから」という返答になりますが、逆にすべてが中途半端になる可能性もあるのです。

      やはり優先順位をしっかり決めなければいけません。

      入試は合格するためにやるのですから、何ができれば合格するか、ということを考えていかないといけない。だから、まず目標を絞ります。

      その次に、どんな入試を行っているのかを研究する必要があります。

      研究の材料は過去問です。

      今年の過去問は5月ごろ出版されますが、今も書店には去年の問題までは揃っているので、志望校が決まったらまず買ってしまうことだと思います。

      その上で、何ができなければいけないのか、どういうレベルの問題までできなければいけないかをしっかり研究すべきです。

      もちろん塾も研究していはいるが、しかし、お子さんのことを考えて研究しているのではありません。受験生全般についてあてはまることをやるのであって、お子さんに合わせてくれるわけではないのです。

      塾では学校別の授業に足切をつけるところもあります。

      つまり組み分けテストである程度の成績を取らなければ受講することができない、というシステムを取っているところもあるのです。

      だから対策はある意味家庭でもしっかり考えておかないといけない。そしてその対策を中心に勉強を進めるべきでしょう。

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