フリーダムでは5年生の間、基礎固めに集中します。
特に算数ではあまり難しい問題までいかずに、基本を集中して練習するようにしています。
応用問題というのは、基本となるものがいくつか組み合わせて解くことになるので、ひとつがわかっても解けない。その構造を理解するためにはひとつひとつの基礎がしっかりしていないとできないのです。
だから慌てない。
でも応用問題の範囲は広いです。そこで志望校の出題傾向に合わせて応用問題を絞る。
例えば難問ぞろいの上位校になると、大問の出題数は4問程度になることが多い。4問の範囲はある程度絞られてくるので、そのテーマを中心に練習することで、効率を上げる。
ただし、応用問題のパターンを網羅する練習はしません。応用問題の構造を解き明かし、その場で解決できる力を身に付けることに力をいれます。だから、じっくり考える。
すでにフリーダムでは過去問をスタートさせている子供たちがいますが、だからといってすいすい解けるわけではない。
ここで、あーでもない、こーでもない、という試行錯誤を繰り返し、グラフを書いたり、図を書き直してみたり、ということの中から、なるほどこう考えるのか、という道筋を導き出していくのです。
ただし、そのためにはある程度基礎ができていないとうまくいかない。
だから5年生のうちは基礎だけでも良いのです。組み分けをすれば、基礎から応用まで、という並び方が必要かもしれませんが、フリーダムは絶対評価ですから、別に気にしない。
とにかく基礎をしっかり作る、ということに力を入れて、勉強すれば、あとは「志望校の出題傾向に合わせて応用の枝葉を伸ばす」ことに注力していけばよいのです。