中堅校に学校別傾向はない?

各塾の学校別対策のコースを見ていると、やはり首都圏の場合は2月1日校がほとんどでしょう。

例えば神奈川の場合は栄光・聖光を第一志望にしている子どもたちが多いが、この2校の学校別対策をしている塾は、割と限られる。

さらに他の学校については、かなり絞られてしまうケースが多いでしょう。

そして、何となく十把一絡げ的にまとめられてしまう。

結果として、受けない学校の過去問や類題をやる羽目になって、「志望校の過去問をやりたい」と言っても、「まあ、みんな似たような傾向ですから、塾のことをやっていれば、ちゃんと対応できますよ」みたいな感じになってしまいやすいのです。

しかし、中堅校にはもちろん学校別出題傾向があります。

しかも、かなりはっきりしている。これらの学校は、出題傾向を明確にして、学校別対策がやりやすいように、元から出題傾向をあまり変えない。

だから、受けさせていく側からすると、ちゃんと対策をとればそれなりに入っていくことが多いのです。

もちろん、志望校に合わせてやらないと結果は出ませんが、しかし、ちゃんとやればちゃんと入る、というのははっきりしている。

ムダにいろいろなことをやらされるより、第一志望校に向けての準備をそろそろ始めていきましょう。