6年生の担任から」カテゴリーアーカイブ

最後に、方程式もどきになるかもしれないが

割合や比を習っていくうちに、【1.3】=650円みたいな式が出てくるようになります。

【】で囲わなくても、○で囲ってみたり、△がでてきたり、って、これって方程式じゃないの?と思われるかもしれません。

たしかに1.3X=650 ということなんですが、しかし、ちょっと違う感覚ですかね。

もとにする量が【1】でその1.3倍が650円という感覚なので、【1】×1.3=650円ということなのです。

で、方程式を最初から教える必要など、まったくありません。

結果として、なんとなく方程式もどきになることは間違いないが、それでもこれは算数なのです。

算数は、いろいろな考え方があり、その「いろいろ」を考えること自体に意味があるので、無闇に方程式を扱わない方が良いでしょう。

学校別対策特化

6年生のこの時期から、入会を希望されるご家庭のニーズは、ほぼ、「学校別対策特化」です。

このまま、塾のカリキュラムで進んも、行かせたい学校にはなかなか届かない。

しかし、志望校は諦めきれないので、ここは何とかしたい、というニーズ。

よくわかります。このまま、進んでもちょとねえ、という感じ。

だから切り替えた方が良いのです。

いろいろなしがらみから放たれて、子どもたちも自由になる。

あとは、これだけやろうね、とシンプルにすることで、子どもたちのモチベーションも上がっていきます。

この時期から「学校別特化」は戦略として非常に重要だと思っています。

塾なし中学受験での、情報機能

塾に完全に行かない、ということになると、塾が持っているさまざまな情報機能を使うことは、できなくなります。

これは確かにあった方が良いわけですが、しかし、情報機能だけのために塾に行くのも、どうかと・・・。

というので、フリーダムではいろいろなご相談に応じています。

志望校によっては、やっておいた方が良い準備があるし、学校への連絡もちゃんとできるようになっています。

だから、フリーダムは通塾不要、ということになっていますが、情報機能はフォローされているので、心配は不要です。

基本に徹するとは?

フリーダムでは5年生の間は、基本に徹する、という方針で進めています。

ただ、基本に徹するというのは、基本問題を繰り返しやる、ということではないのです。

各テーマには、元になる理論的な裏付けがある。

例えば、良く例に出すのが、「なぜ、月は南中するのか?」です。

子どもたちに、この質問をしてみると、案外正しい答えが出てこない。実は月は北中することもあります。もちろん南半球での話ですが・・・。

北半球でしか、月は南中しない。なぜか、背中が北極を向いているから、です。

南半球であれば、背中は南極を向いている。だから北中するのです。

こういうことが基本としてわかっていれば、月の満ち欠けは、自分で図を描けば、すぐに答えられる。別に暗記は必要ないのです。

理科にとどまらず、算数でも同じことは言える。なぜ2つの列車の通過には2つの列車の長さが必要になるのか?など、基本がわかっていることが、応用問題を解く源になります。

幼い子

同じ6年生で男子と女子を比べてみると、やはり女子の方がしっかりしている。個人差はもちろんあって、女子でも幼い子がいますが、大方男子の方が幼い。

幼い子の特徴としては

1 頭でわかっていても行動できない。

2 非現実的な考えに左右される。

3 自分でできることが少ない。

4 だらしがない。

などが挙げられるでしょう。受験勉強はしなければならない、とわかっていても、ついゲームに手が出る。テレビをつける。冷蔵庫を開けて飲み物を探す。

突然、この階段から飛び降りることができるのではないか、と思ったり、消しゴムにシャープペンシルの芯をつっこんで書いてみたり。

持ってきなさいと言われたものを持って来られない。

鞄の中がぐちゃぐちゃ。

まあ、言い出せば切りがないわけですが、そういう子に受験勉強をちゃんとさせる、というのはやはり相当に大変なことであり、お父さん、お母さんが描いている受験生のイメージからはほど遠い、という感じかもしれません。

しかし、それでも半年前よりは、1年前よりは、進歩しているはずなのです。ただ、早々全部うまくいくわけではないから、慌てないことが大事。

褒めながら、少しずつできることを増やしていけばいいのです。

これじゃ受験にならない、などをは考えず、一歩一歩進んでいきましょう。

塾なし中学受験のやり方

塾に行かずに中学受験をしたい、という要望は結構あると思うのです。

大手塾に行って、あんなに大変なことをさせられるのなら、家で別のことをさせたい。

しかし、お父さん、お母さんも忙しい、子どもの勉強を見るといっても、大変だし、まず何をやらせるのか?で、悩まれるかもしれません。

そこで、ぜひフリーダムオンラインのWEBワークスをお試しください。

WEBワークスは、中学受験に必要な内容を2年間のオリジナルカリキュラムにまとめています。動画、WEB問題集、月例テストなどの教材はもとより、子どもたちの進捗状況を管理するタイムラインや、先生に質問できるチャットまで用意されています。

また学校別バインダーや、志望校に特化した学校別ゼミ、時事問題集、理科社会の知識のまとめ、など、中学受験に必要なものはすべてワンストップで利用できます。

システムの裏では、先生がライムラインを見ながらその進行を見守っていますので、保護者のみなさまも、困ったときに、チャットで相談できます。

塾に行かなくても中学受験は、2年間で合格できます。

無料体験できますので、ぜひお試しください。

ちゃんと追いつく

最近は受験準備がどんどん早まっているので、いろいろ考えているうちに出遅れた、という場合もあるかもしれません。

でも、大丈夫。

コンパクトに準備をすれば良いのです。今の受験準備は最初から思い切り手を広げているところがあるので、子どもたちはなかなか大変です。どんな学校にも対応できる、という大義名分のもと、いろいろなことをやらされている。

しかし、志望校を中心に組み立てれば、もっと合理的に、もっと効率良く勉強できるから、ちゃんと追いつくのです。

今、膨大な学習量に悩まされているのであれば、いったんそれは中止して、もっと志望校を考えた受験準備をすると、問題は解決します。

受験はがんばらないといけない部分はあるが、やり過ぎも問題なので、何が必要なのか、もう少ししっかり絞っていった方が良いでしょう。

現在学習相談を無料で受け付けていますので、よろしければご利用ください。
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自分で進める学齢になってから

自分で進める学齢になってから、中学受験を始める、というのは決して悪い方法ではありません。

実際に自分でやりこなす環境さえあれば、どんどん自分で進めるわけだし、自分がやりたい、と思ってやることだから、勉強を苦痛に感じることもない。

サボる、ということも少ないのです。

逆にやらされると、逃げたり、サボりたい、ごまかしたい、ということになってきて、イタチごっこになりやすい。

それよりも、自分で進める学齢になって、ちゃんと目標が決まってからがんばる、でも遅くはありません。

モチベーションも覚悟もできているのなら、あとはいかに効率をあげて力をつけるか、考えて行けば良いだけですから。

学校別バインダーで不得意分野を補う

学校別バインダーは志望校ごとに、頻出するテーマが蜘蛛の巣グラフで表示されるので、その学校の出題の中で、何が頻出するのか、よくわかります。

が、その頻出分野が、不得意だったり、まだ充分にわかっていない場合もあるでしょう。

だから、その部分を徹底的に練習すると、だんだんその分野に強くなっていく。

つまり、何を優先して強くするのかがわかるので、効率良く力をつけることができるのです。

後半になると、過去問と学校別バインダーだけをやったという子も多いのですが、実は6年生前期から学校別バインダーに取り組む子もいる。

基礎からスタートすると、テーマを掘り下げるにもある程度時間がかかるので、効率良く勉強を進めるために良い方法だと思います。


学校別バインダー 蜘蛛の巣グラフ

中堅校に学校別傾向はない?

各塾の学校別対策のコースを見ていると、やはり首都圏の場合は2月1日校がほとんどでしょう。

例えば神奈川の場合は栄光・聖光を第一志望にしている子どもたちが多いが、この2校の学校別対策をしている塾は、割と限られる。

さらに他の学校については、かなり絞られてしまうケースが多いでしょう。

そして、何となく十把一絡げ的にまとめられてしまう。

結果として、受けない学校の過去問や類題をやる羽目になって、「志望校の過去問をやりたい」と言っても、「まあ、みんな似たような傾向ですから、塾のことをやっていれば、ちゃんと対応できますよ」みたいな感じになってしまいやすいのです。

しかし、中堅校にはもちろん学校別出題傾向があります。

しかも、かなりはっきりしている。これらの学校は、出題傾向を明確にして、学校別対策がやりやすいように、元から出題傾向をあまり変えない。

だから、受けさせていく側からすると、ちゃんと対策をとればそれなりに入っていくことが多いのです。

もちろん、志望校に合わせてやらないと結果は出ませんが、しかし、ちゃんとやればちゃんと入る、というのははっきりしている。

ムダにいろいろなことをやらされるより、第一志望校に向けての準備をそろそろ始めていきましょう。