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基礎を固めて、出題傾向に合わせて応用の枝葉を伸ばす

元々中学受験の範囲は学校で言えば中学2年程度までには及んでいます。

本来中学受験であれば、小学校で習ったことで勝負できればいいわけですが、それだとなかなか差がつかないので、小学生でも分かる、という範囲になっている。小学生でも分かるというのは、なかなかつかみどころがないので、どんどん範囲が広がってきたところがあるわけです。

それで塾は、「どこを受けても大丈夫なように鍛える」というような勉強の仕方をさせます。しかし、それは途方もない部分がある。だから多くの子どもたちが大変な思いをしているわけです。

では、どうやればシンプルにできるのか。

中学受験は独自入試です。

すべての学校が自分たちの入試問題を作る。

各校にはとりたい生徒像があり、必要だと思われる資質があるから、問題が学校ごとに違います。

レポートの多い学校は記述を出したいと思うだろうし、バランスの良い子がほしいと思う学校は、多くのテーマから少しずつ問題を出す。

結果としてそれぞれの学校に出題傾向が明確に出てくるのです。ならば学校別の傾向からある程度、やるべきことを絞ることができる。

そこでフリーダムでは「基礎を固めて、応用の枝葉は学校別傾向で伸ばす」という方法にしたのです。受験勉強は「合格するために」やるのだから、「出るものをやる」のが一番です。

逆に5年生の間はとにかく基礎をしっかり固める、ということに費やす。応用問題の練習は、過去問や学校別傾向の問題演習のところでしっかりやっていけばいい。それで考えられる基礎力をしっかり持たせることが大事なのです。

捨てるものがあることは、効率を上げることになるのです。5年生のこの時期はカリキュラムに追われることが多いものですが、まずは基礎に特化していくことが大事ではないかと思います。

学習履歴を利用する

WEBワークスでは、問題演習の答えを入力して答え合わせをします。

答えを入力して、採点ボタンをおせば正解不正解がわかり、解説も出てくるわけですが、解答を見て答え合わせをするよりは若干時間がかかるかもしれない。しかし、その手間のおかげで子どもたちの学習履歴が、データ化されていきます。

これは毎日たまっていく。勉強すればするほど、何ができて、何ができないのかが整理されていきます。

毎日同じ問題演習をしていたとしても、その履歴を残すかどうかで、その先の効率が一気に変わってきます。

もちろん一旦できた問題があとでやるとできないこともあるでしょう。

しかし、同じテーマの問題演習が1回しか出てこないわけではありません。演習でも学校別でもいろいろ出てくるから、その1問1問を登録していくと、実際に何が得意で、何が不得意なのか、蜘蛛の巣グラフは明確に表してくれます。

その結果が最後の追い込みで明確に活きるようになっています。正解率が低い分野を徹底的にやり込めば良いのです。

赤いランプがやがてグリーンに変わってくれば、その分野は克服できたということがはっきりするわけです。

今、やっている問題演習を後で役立てるために、WEB学習システムをぜひ利用してもらいたいと思います。

2週間フル機能を体験できます。以下のページから体験してみてください。

WEBワークス2週間体験申し込み

新学年スタート

今年はカレンダーの都合から、本日が新学年のスタートです。

で、当然のことながら、毎週カリキュラムが進んで行くわけだから、それなりに勉強する計画を立てないといけない。

WEBワークスでは、毎週の学習内容がしっかり切り分けられて出てきますが、しかし、それもちゃんとやる日時を決めてやらないと、なかなか進みません。

ですから、この時期は、計画を立て、やってみて、うまくいかなければ、担任と相談しながら、また計画をやり直す、という繰り返しになっていきます。

しかし、それが積み重なっていくことで、勉強の効率は確実に上がる。

なので、まずはしっかりやるべく内容をいつやるか、しっかり決めていきましょう。

WEBワークスが終われば、今週の勉強は一応終了するので、自分でしっかり進めてもらいたいと思います。

2年間だから集中できる

フリーダムでは4年生の3月から、2年間で受験勉強を仕上げます。

で、スタートすると、みんな、自分達は遅れている、というのです。

いや、別に遅れてないから、と言っても、他の塾の子はもっと早くから始めてるから、ということで、そういう意識を持ちやすい。

だから、スタートするにあたって、2年間でやり遂げれば良い、という点を強調します。

まあ、早く始めても、試験に出ることを習うのはどこの塾でも5年生と6年生。

合格するためには、試験に出ることができるようになればいいだけ、なので、2年間で集中して勉強しようと言います。

実際には、そう簡単に集中できるわけではないのですが、しかし、それでもちゃんとできるようになるのです。

5年は基礎を、6年は学校別対策を、と切り分けているところもありますが、しかし、2年間で今年も仕上げた子どもたちが、志望校に進学します。

学校別バインダーをがんばった子

今年の入試もほぼ終わりましたが、WEBワークスに残されたデータを分析してみると、やはり学校別バインダーに多くの時間を割いた子どもたちが、上位校への合格を果たしています。

学校別バインダーは、それぞれの学校の出題傾向と、本人の得手不得手を蜘蛛の巣グラフで確認しながら、自分でやるべき問題を解いていくものですが、割とエンドレスに問題が出てきます。

毎年、各校の出題を吟味して、これは必要と思われる問題は、解説を含めてアップデートしていっているので、毎年問題が蓄積していきます。

ですから、なかなか終わりませんし、別に終わることが大事だとも思っていません。

必要な内容を、しっかり練習していく、ということができていけば、確実に力はついていくのです。

その点で言えば、来年の受験生についても、学校別バインダーをがんばってもらいたいと思っています。

「最後、過去問と学校別バインダーと知識のまとめ(WEBワークスの中の知識演習問題集)しかやらなかった」
という子もいましたが、まあ、それだけがんばれば、かなり力はついていくでしょう。

神奈川の子の1月校

行っても良い、という学校の合格が1校決まると、後は非常に楽になります。

だから受験スケジュールを決定する上で、この1校をなるべく早くにしたいという考えは当然あるわけです。で、埼玉県や千葉県は入試が東京、神奈川より早くスタートするので、これを利用するという手は当然ある。

ただ、神奈川の子はどうするか?

埼玉、千葉に行くためには東京を通っていかないといけない。多分通学時間は1時間30分を優に越えるでしょう。

ひとつの方法は寮のある学校を考える、ということですが、これは万人に向くというわけにはいかない。

なので、どうしても東京、神奈川の入試がスタートして2月2日の夜までには1校決めるという受験スケジュールが必要になるのです。

これは地域として神奈川はちょっと不利なところはありますが、しかし、引っ越しを前提にしないとすれば、やはりこう考える以外にはない。

なので、1月校を探すよりも2月2日までに決まる学校の中から「これ!」と思う学校を選んでいきましょう。

効率を上げていきましょう。

中学受験は、独自入試なので、それぞれの学校で取りたい人材に合わせて問題を作っていきます。

例えば昨今では、理系女子を取りたいというので、文系優先から理系優先の出題に変えた学校もありますし、逆に読解問題は絶対に物語文だけ、という学校もあるのです。

だから、その出題傾向に合わせて、いろいろ対策を考えなければなりません。

しかし、お父さん、お母さんが十分に時間がなく、その対応が難しいのであれば、ぜひ個別ワークスをご利用ください。

個別ワークスは、プロ講師の担任がお子さんの志望校の出題傾向に合わせてWEBワークスを操作し、必要な対策を個別に考えていきます。

過去問や模擬試験のやり直しなども対応しますので、効率良く学習を進めていくことができます。

時間は有限ですから、優先すべき内容をしっかり決めて勉強を進めていく必要があります。

お父さん、お母さんが考えた内容を確認することも可能ですから、ぜひご相談ください。

先生と一緒に模擬試験をやり直す

模擬試験の復習をするのは、とても大事な勉強です。

かなりのエネルギーをかけてやってきたのだから、これを直して、自分の力にするのはかなり効率の良い勉強のひとつなのです。

オンライン個別指導を受けている生徒は、この時期の模擬試験から算数を中心に徹底的にテストをやり直します。

先生と一緒にやり直しながら、ミスの原因、その対策を話し合う。こうしなさい、と言われるだけではなく、どうしたらこういうミスをしなくなるのか、ということを本人に考えさせるのも大事なことです。

実際に記述式のテストでなくとも、式を書くことは自分の考えを整理し、あとで確認するときには必要なプロセスですが、しかし、多くの子どもたちはまったくそれをやっていないことが多いでしょう。

しかし、これがミスの原因を作っていることも多いので、時間との戦いではあるけれど、やはりそのプロセスを取り入れた方が点数が取れると本人が体得するのが一番良い。

ただ、先生にやりなさいと言われるだけではなく、それを練習しながら次の試験に備えていく。そういう地道な対策がやがて成績を一気に押し上げていくのです。

遠くの校舎より自宅でオンライン

2学期から学校別対策のクラスが始まる塾も少なくありません。

ただ、校舎でやるとなると、すべての校舎に置くことはできないので、ある校舎にある学校別を設置するというスタイルの塾が増えます。

これはこれで当たり前なのですが、しかし、やはり遠くに通う場合が出てくる。

行きたい学校はそこまで遠くないのに、みたいなこともあるのです。

で、それよりはオンライン個別を自宅で受講して、学校別対策を進める方が時間効率が良くなります。

秋から冬にかけて、もうひとつ考えておかないといけないのはコロナやインフルエンザ。5類になったからといって病気がなくなったわけではありませんから、やはり感染には十分気を付けたい。

学校別対策のソリューションはより身近しておくと、後が楽です。

今まで成績が上がらないのだから、同じやり方していても上がらないが、しかし受験の目的はそこではない

同じ塾の教室で2年間、クラス分けをやっていくと、概ね大体の位置というのは決まります。

で、今までと同じことをやっていても、みんな同じようにやっているのだから、そう大きく成績は変わらない。なかなかクラスは上がらないでしょう。これはもう相対的な問題だから、仕方がないところがある。

しかし、そこに本来受験の目的はないのです。

受験は入りたい学校に入るためにやることであって、他の学校を受ける子どもたちと相対的に競争する意味はあまりない。

むしろ、自分の入りたい学校に向けて準備を進めた方が良いのです。

で、その切り替えのチャンスが6年生の夏休み、ならびに後期。

なんとなく夏休みはそのまま行ってしまいがちですが、2学期は塾でもいろいろとクラス分けが変わってくる。そうすると「自分の行きたい学校のクラス」があったり、なかったりするのです。

あれ、こんなはずじゃ、と思ってもそこからでは、やや遅い。まあ、それでもいろいろ手を打てることはありますが、しかし、やはり早めに考えた方が良いのです。

塾を変更する時期は1番が6年生になる年の2月、次が9月です。これは早いか遅いかだけのところがあって、2月に変わる人はすでにその検討まで終えているから変わっているところはある。

なので、本当にこのままで良いのか、最終の検討をしてください。

これで行くと決めればそれはそれで良いが、後から「変えておけば」と思わないことが大事です。これも腹を決めていかないといけないことのひとつ。