学校別バインダーで不得意分野を補う

学校別バインダーは志望校ごとに、頻出するテーマが蜘蛛の巣グラフで表示されるので、その学校の出題の中で、何が頻出するのか、よくわかります。

が、その頻出分野が、不得意だったり、まだ充分にわかっていない場合もあるでしょう。

だから、その部分を徹底的に練習すると、だんだんその分野に強くなっていく。

つまり、何を優先して強くするのかがわかるので、効率良く力をつけることができるのです。

後半になると、過去問と学校別バインダーだけをやったという子も多いのですが、実は6年生前期から学校別バインダーに取り組む子もいる。

基礎からスタートすると、テーマを掘り下げるにもある程度時間がかかるので、効率良く勉強を進めるために良い方法だと思います。


学校別バインダー 蜘蛛の巣グラフ

中堅校に学校別傾向はない?

各塾の学校別対策のコースを見ていると、やはり首都圏の場合は2月1日校がほとんどでしょう。

例えば神奈川の場合は栄光・聖光を第一志望にしている子どもたちが多いが、この2校の学校別対策をしている塾は、割と限られる。

さらに他の学校については、かなり絞られてしまうケースが多いでしょう。

そして、何となく十把一絡げ的にまとめられてしまう。

結果として、受けない学校の過去問や類題をやる羽目になって、「志望校の過去問をやりたい」と言っても、「まあ、みんな似たような傾向ですから、塾のことをやっていれば、ちゃんと対応できますよ」みたいな感じになってしまいやすいのです。

しかし、中堅校にはもちろん学校別出題傾向があります。

しかも、かなりはっきりしている。これらの学校は、出題傾向を明確にして、学校別対策がやりやすいように、元から出題傾向をあまり変えない。

だから、受けさせていく側からすると、ちゃんと対策をとればそれなりに入っていくことが多いのです。

もちろん、志望校に合わせてやらないと結果は出ませんが、しかし、ちゃんとやればちゃんと入る、というのははっきりしている。

ムダにいろいろなことをやらされるより、第一志望校に向けての準備をそろそろ始めていきましょう。

好きな場所で勉強を進める春休み

WEBワークスは、デバイスとネット環境があれば、どこでも勉強できます。

春期講習のプログラムも、カリキュラムにセットされていますが、しかし、別に講習に教室にでかけるわけではない。

だから、せっかくの春休みにおばあちゃんの家に遊びに行って、午前中とか、夕方とか好きな時間にネットで勉強できればいい。

これは、個別ワークスでも同じです。先生のオンライン個別指導も、時間が折り合えばあとはどこでもできる。

春休みはあまり長くないので、上手に時間を使ってほしいと思います。

ゲーム化する工夫

例えば、朝の計算問題。

私は毎日3題ずつやることを推奨していますが、これには条件がある。

つまり3つとも間違えてはいけない、のです。

間違えないためにはどうするか?

そう、確かめるしかない。反対側から検算をするのではなく、やった計算をひとつひとつ、確認する。

もう、絶対この答えは合っている、と本人が確信できたら、答え合わせをする。

そして見事3問正解。

で、スタンプ1個、というのはどうでしょう?

そのスタンプを例えば20個集めたら、何かもらえるとか。

さらに10日連続間違えなければ、さらに2個スタンプがもらえたりするとか・・・。

ゲーム化する工夫はいくらでもありますから、親子で楽しんでください。

その方が、子どもたちも勉強をやる気になりますから。

自分で決めたことを完遂する

中学受験で、くせにしてほしいことに、「自分で決めたことを完遂する」というのがあります。

これが、小学生の時に身について、何となくやらないと気持ちが悪い、みたいになると、結構後後役に立ちます。

むしろ、その逆の子が多いのです。

一応、自分で決めた、けど、まあ、いいか、みたいな感じ。

だからなかなか終わらない。いろいろせかされて最終的には提出物として出すのだけれど、まあ、中身はあまり褒められたモノではない、みたいなことが続く。

この習慣は直すのが、結構大変。

でも、「自分で決めたことは完遂する」という子は、先先絶対に頼もしい、です!

自分の時間をコントロールするには

毎年同じことを言っているとは思うのですが、まず、自分で起きる、ところからスタートしないといけない。

時間管理とか、決めたスケジュールをこなす、とか、は自分の時間をコントロールする力がないとできないわけですが、しかし、最初のスタートを他人に頼っているようでは、やはりうまくいかない。

ただ、子どもたちもかわいそうなところがある。

前日、塾の宿題で、夜寝る時間が遅くなれば、それは子どもだから、まだ寝ていない、というか起きられない。

これは成長の問題なので、体が睡眠を求めている以上、本人のせいにはできないのです。

だから、ちゃんと起きられる時間に寝る、というところからスタートしないといけない。

そして、充分に睡眠がとれていれば、自然に目が覚めて、朝の勉強ができるようになる。

ここがしっかりすることがまず5年生には必要です。

計算用紙は使わない

塾に行くと、コピーの反故がたくさんあるので、それを使って、計算用紙にしている教室というのが、たまにありますね。

しかし、計算用紙は使わない方が良いでしょう。

計算用紙を使っていると、だんだん計算が粗くなる。

実際に入試では問題用紙の中に、計算部分があるのですが、それを計算用紙のように使ってしまうと、結構スペースがなくなったりする。

むしろ、筆算もていねいに書いて、式と同じように扱っていく方が、最終的にはミスがなくなり、合格しやすくなります。

だから、計算用紙はなるべく使わない。

ノートの中で、筆算も式もいっしょに書いて、後から確認できるようにすることの方が、正解率を上げられます。

この学校なら受けさせたい

という受験の仕方もあるものです。

最初から、いろいろ準備をして、そのうち成績を見ながら志望校を決めよう、と考えるご家庭が多いとは思うのですが、ある学校に出会って、この学校なら受けさせたい、という気持ちで親子ともに受験勉強を進めることもあります。

そうなると、徹底的に学校対策をします。

まあ、他のテストは知らないが、この学校の入試なら合格点がとれる、というところまで進める。

模擬試験では偏差値が届かない、ということもありますが、本番ではちゃんと届いたりするものです。

だから、まあ、成績とは別に、志望校を常に考えてください。

そんなに、あれもこれもとできないですが、1校、2校の話なら充分に対策できるでしょうから。

本人がやる気になったとき、いかに効率良く勉強できるか

結局、子どもたちが自分で勉強をやるようにならないと、力はつきません。

ただ、やる気になったときに、合理的に進める道筋がないと、遠回りをしてしまいます。

だから、シンプルにやることを決められるようにした方が良い。

特に志望校対策は、大事です。

基本的には過去問が中心ですが、算数や理科はやはり問題演習をやり込まないといけないところがある。

だから良く出て、できないところがカバーできるように「学校別バインダー」を作ったのです。

やればやるほど、自分の合格への道筋がしっかり蜘蛛の巣グラフに出てくるから、本人のモチベーションも高まっていきます。

今年も結局、これをやり込んだ子どもたちが、力をつけていきました。やる気になって、何をやるかシンプルに決められるように指導を続けています。

キーボードヘの心配は不要

WEBワークスで子どもたちが自在に勉強を進めるためには、キーボードの扱いが必要になります。

なので、ある程度学年が上がらないと難しいところがあり、最初のうちは、お父さん、お母さんに手伝ってもらっている子どもたちも少なくありません。

しかし、最近はタブレットで、フリック入力ができるようになり、これだとキーボードよりも簡単に子どもたちが自分の答えを入力することができるので、俄然、便利になりました。

今はさらに、音声入力も可能なので、まあ、やり方はいろいろあって、子どもたちが自在にタブレットやパソコンを扱うことで、勉強が合理化できるようになってきています。

中学校に入れば、レポートもデジタル化での提出になってきていますし、生徒管理もそれで行われていますから、まあ、早くできるようになっていった方が良いでしょう。