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志望校対策は早めにスタートさせるのがコツ

カリキュラムの復習が気になって、なかなか志望校対策に進めない、というお話を聞きました。

中学受験の履修範囲は一般公立で言えば、中学2年ぐらいまでに広がっていますが、さらに問題が年々アップデートされているので、全範囲をカバーしようと思うと、相当苦労します。

しかし、実際に入試を受けてみると、「あれはいらなかった」「これは出なかった」ということが多いのです。

それぞれの学校は独自入試を行っているので、学校によって難易度も出題傾向も違う。

入試は、合格者を選抜するためのものなので、難しくしすぎて、誰ができるのわからないでは、意味がない。

また、我が校に合う資質の子を選びたいから、それなりに入試問題にも出題傾向が出てくるわけです。

これが、勉強する範囲を絞るコツ。

別にすべての班員ができなくても、入試で合格点が取れれば良いのです。

この点を見過ごさず、早めに志望校対策をスタートしましょう。

先生と一緒に過去問を進めるメリット

過去問をやろう、と思っても、他にやることが多くて進まない、という場合もあるでしょう。

なので、先生と一緒に過去問を進める、という方法もあります。

まず、自宅で過去問を解きます。このとき、最初のうちは、試験時間を気にせず、全部の問題を解くようにする。

そして、その答案を先生にメールで送ります。そうすると、先生が添削して送り返してくれます。

さらに授業で、何ができなかったのかを確認していくので、勉強する内容を絞り込んでいけます。

毎週のスケジュールにこの時間を組み込むことで、過去問は確実に進みますし、保護者のみなさんが採点に困ることもありませんから、適宜利用してください。

学校別対策はオンライン個別指導が良い理由

2学期になって、各塾でも学校別対策授業がスタートします。

しかし、ある拠点に生徒を集めるシステムを採用する塾が多いようです。つまり、ある学校別の授業を受けるために、その校舎まで通わないといけない。

それが、自分の通っている校舎であれば、まだ良いのですが、遠くに行かなければならないということになると、大変になる。

土台2学期は模擬試験も多く、いろいろスケジュールが立て込むので、子どもたちのストレスもまた増えます。

さらに、その内容も、どうしても全員が同じことをしますから、本人の個別の問題が解決していないことが多い。

例えば過去問も、本人任せになることが多く、塾では手をつけなかったりするのです。

なので、やはり学校別対策はオンラインの個別指導の方が便利。

プロの先生が、過去問の添削指導をしてくれるし、また、本人の不得手をしっかりフォローしてくれます。

遠くの塾に通うより、オンライン個別指導を使って、学校別対策をパワーアップしてください。

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この3ヶ月の差

塾のペースについていくのが精一杯で、過去問など手につかなった子どもたちも多いでしょう。

一方、まあ、塾の方はさておいて、自分の受ける学校の対策を自分なりに始めていった子どもたちもいるので、その差はやはり突いてきています。

ここのところ、よくお話ししているのは、学校別対策の深度。

いわゆる一般的な模擬試験では、この深度は測れないのです。

だから、同じ偏差値なのに、志望校の合格結果が変わってくる。

そろそろ、もう、みんな同じことをさせられる内容とは訣別して、自分なりの対策を始めてください。

夏もこのままだと、かなり差が開きます。

個性に合った伸ばし方を

子どもたちの能力はさまざまです。

足が速い子がいて、頭の良い子がいて、計算が速い子がいて、絵が上手い子がいる。

全員がすべての能力に長けているわけではなく、すべてが成長途上。だから、子どもたちに合うやり方でその能力を伸ばすことが一番正しい道筋です。

ところが集団授業というのは、その集団のペースについていけないと、ダメになったような気にさせられてしまうところがある。

本来、受験というのは、合格するためにやることだし、中学受験は入試の一発勝負であることは明確なのだから、その一発勝負に間に合うように準備をすればいいだけの話なのです。

4年生の今頃にどんな成績であろうと、入試には影響はないし、実際にそんな時期に勉強を始めていない子どもだっている。それでも次第にみんなが準備を始め、試験で合格点を取れれば合格するわけだから、その子に合った道筋を開いてあげることが大人の役割だと思うのです。

もっと能率の良いやり方はないか、もっと素早く準備できる方法はないか、考えてあげて欲しいのです。受験勉強についてどちらかといえば過剰な負担が求められる傾向があるのですが、小学生の受験ですから体力的にも難しい部分がある。歯を食いしばって、みたいな感覚を小さいうちからあまり求めすぎないことが大事です。

本人ががんばるのが一番

塾の先生の話を聞いていると「私が~に入れた」みたいなエピソードが出てくることがあるのですが、これは違うなあ、といつも思っています。

もちろんその先生はがんばっていろいろ教えたり、世話をしたりしたのだろうが、しかし、勉強したのは本人なのです。

同じようにやっても、勉強しなかった子もいるかもしれないし、また合格しなかった子もいるかもしれない。

子どもは自分で勉強すれば、それなりにちゃんとできるようになる。問題はその力をどうやって引き出すか、だけなのです。

もちろん、そこに塾の先生やあるいはシステムが貢献することはあるでしょうが、しかし、いったん引き出されたら後は本人の勝負であって、合格ラインまで頑張りきれるかどうかにかかっている。

その意味ではまだまだ多くの子どもたちに合格の可能性がたくさん残されていると思っています。今の成績がどうであろうと、全然できないと思っていようと、その流れがどこかで変われば、合格に向けて突き進めるようになる。

問題はそれをどうやって引き出すか、ということであり、それは「勉強しなさい」と言ったところで変わらない。

フリーダムで自分でWEB学習を黙々とやっている子がいます。

この子は明らかにスタートが遅れたのだけれど、6年生の夏休みの段階で完全に追いついた。

受験勉強を始めようと思った時に、いろいろな塾に相談したが「もうちょっと遅すぎるのでは」などと言われて、めげていた子です。でもそう言われたからこそ、システムに向き合ってがんばれた部分もあったでしょう。

これから合格に向けて一気に力を伸ばすことはまだまだ可能です。

だから何とか自分でがんばるきっかけを作ってあげてほしいと思います。

ペースの自由を取り戻す

塾に決められたペースは速い。

したがって、多くの子どもたちが、よくわからないまま、次に進んでいる。

スパイラル型カリキュラムだから、大丈夫、などと言われているが、その実、新たにいろいろ加わっていて、本当の意味でもスパイラルにもなっていない。

だから、ちゃんとわかる、次に進む、とできる方が本当は良いのです。

ということで、ペースの自由、というのをフリーダムオンラインのひとつのテーマにしています。

月例テスト5年生分を半年貯めた子も、63ぐらいの偏差値の学校に合格していったから、あまり、焦ってはいけないと思います。

最後、しっかり自分でやるようになると、面白いようにわかるようになるから、まず「わかる」を大事にしていきましょう。

学校別対策の深さ

模擬試験では同じ偏差値であったとしても、ある学校の学校別対策の深度には違いがあります。

一般的な模擬試験は、別のその学校の傾向を表すわけではないので、その深度が現れることはありません。

ただ、過去問をやっていての点数の違いは、やはり出てくる。

だから、やはりその学校の合否はその結果で決まることが多いのです。

なので、模擬試験の偏差値で、何でも決めてしまってはいけないところがある。

そろそろ、志望校は決まっているでしょうから、過去問の勉強を自分で進めていくことが大切です。

オンライン個別指導の強み

オンラインによる個別指導は、かなりメリットが多いと言えます。

まず、子どもが通塾する必要がないし、また先生の移動もない。

子どもが出かけない、ということは送り迎えの必要もないし、その間、親が見ていなければいけないこともない。

また先生が移動しない、ということでは先生側のコストにも大きな違いが出ます。しかも、時間の自由が利く。一人の先生が次の生徒の指導に移るのに、クリックだけで済んでしまうから、やはりこれは教える側としても楽。

だから、逆に言えば、いろいろな対応が可能になるのです。

実際に、過去問の添削指導で、一度、答案を添削した後、その答案を画面共有して見せながら解説するとかも、オンラインならでは。

ネットから写真を出して,植物や動物を見てもらうのも、簡単です。

さらに教室が要らなくなる、ということは、当然維持コストも違うので、費用も軽減できる。

これから入試に向けて、オンライン個別をフルに利用してもらえればと思います。

負担軽減を考えないと、きりがない

中学受験は、その出題内容が小学校の学習と大きくかけ離れます。

小学校で習うことだけだと、差がつかない。そこで、「小学生でもできる」という内容に広がってしまっているから、学校の学習とかなり違う。

学校の勉強に合わせてみると中学2年生から3年生ぐらいの内容になってしまっているので、必然、やらなければいけないは多い。

学校の先生の中には塾がやらないことを出題することに力を入れる方もいるので、年々準備することは広がっているのです。

で、それを理由に塾は通塾年令を早めているわけですが、しかし、子供たちの年令と学ぶ内容のレベルはそこそこ一致しないとなかなか難しい。

いたずらに早くやればよい、ということではないのです。

が、一方で勉強する内容が高度化しているのは間違いないので、そこをどう整理し、負担を軽減するかを考えていかないといけない。

フリーダムが学校別対策を中心に組み立てるのも、ひとえにこの負担軽減が主眼となっているからです。

何でもかんでもがんばれば、ということにはならない。子どもたちは将来のために受験勉強以外のことにも力を入れなければいけないので、その分いかに負担軽減を図るのか、いろいろ手を考えていかなければいけないと思います。