集団授業というのは、先生が少ない分、いろいろな形が編み出されてきました。
最早伝説になっているかとも思いますが、まだ浪人生がたくさんいた時代。先生がいないから、授業を映像で飛ばし、かつ100人や200人の教室で大画面で見て勉強する生徒たちがいたものです。
今でも大学受験の専門の先生がそう多いわけではない分、映像授業で行われていますが、さすがに大画面ということはなくなり、生徒はひとりひとり自分の画面を見て、自分のペースで勉強をするようになった。
この流れは、やがて高校受験にまず浸透していき、高校受験はむしろ個別指導の割合が高くなってきました。
大学生が教えやすいという面もあるので、スケジュールが忙しい高校受験生には個別指導の方が便利だったからです。
中学受験はその点でいえば、高校受験ほど一般化されてない。しかし、AIと映像とオンライン指導でかなりの部分がカバーされてくると、夜遅くまで塾に通う必要は本当はない。
しかし、小学生だから、中学生ほどいそがしいわけではない。部活がたくさんあるわけでもなく、また小学校の生活態度が中学受験の合否に反映されるわけでもないので、まだまだ塾中心で進んでいます。
ただ流れとしては、これから個の勉強が深堀されていくことになるだろうと思うのです。
すでにそこまでの負担を強いられる必要はない、と考えておられるご家庭は増えているし、さらにコロナ禍で経験したオンライン学習や在宅学習が我が家にとってはプラスだと考える層は増えていくでしょう。
企業によっては在宅勤務がメインになったところもあります。同様に子どもたちの学習も在宅がメインになっても不思議ではない。
で、最終的にパラダイムシフトが2025年~2030年の間に起こるだろうと思っています。
結局、子どもたちにあまりに負担を強いると、本来育つべき資質が影響を受けてしまう。
ここを工夫していくためには、個の勉強がより効率よく行われることが大事なのです。
昔、ヨーロッパ貴族の家庭では家庭教師による教育が中心でした。
当たり前ですが、それが一番コストが高かったわけです。で、教育が一般化されていくために学校が作られていったわけだから、ここから今度はもう一段階ITが発展して逆進が始まり、次の形が生まれてくるのではないかと期待しています。
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