2年間でがっちりと(2026年版)

受験の情報があふれる今、「もっと早く始めなければ」と焦るご家庭が増えています。塾の案内や周囲の話を聞くと不安になるのは自然です。ただ、落ち着いて考えてみると、受験で問われる学習内容の大半は小学校の後半、特に5・6年で扱う範囲に重なります。ですから、早く始めることが万能というわけではありません。

実際に教室で見ていると、幼いうちから長時間勉強を続けてきた子が、途中で疲れてしまったり、勉強が嫌いになってしまったりする場面に何度も出会います。早期から量をこなすより、子どもの成長に合わせて段階的に内容を深めていくほうが、力は着実に伸びます。

「もう5年生になってしまったから手遅れかもしれない」と感じる方もいるようですが、そんなことはありません。5年生からの2年間を集中して使うと、基礎を固め、実戦力をつけるには十分な時間があります。私の経験でも、5年生から始めて志望校に合格した家庭は決して少なくありません。

どのように進めるかは、子どもの性格や得意・不得意によって変わりますが、大まかな流れとしては、まず5年生で土台を作り、6年生で仕上げるという考え方が合理的です。5年生のうちは、計算力や読解の基礎、学習習慣を確立することに重心を置きます。いきなり難問を繰り返すのではなく、「わかる」「できる」を積み重ねる時期にしておくと、後で伸びやすくなります。

6年生になったら、過去問や入試形式に慣れること、時間配分や答案作成の力を伸ばすことに重点を移します。とはいえ、ここで親御さんがすべてを管理し尽くす必要はありません。子ども自身が「今日はここを解いてみよう」と決める余地を残し、失敗から学べる場をつくってください。親が先回りして全部をやってしまうと、自分で工夫する力が育ちにくくなります。

塾のクラスや偏差値は、参考になる指標ではありますが、それに振り回されすぎないことも大切です。偏差値はその時点の目安に過ぎません。見てほしいのは、子どもがどのように問題を考え、どんなミスを繰り返しているか、学ぶ意欲がどう変わっているかです。そうした観察から学習内容やペースを調整するほうが、長い目で見て効果的です。

ご家庭でできる具体的な工夫としては、毎日の学習時間を急に長くしすぎないこと、短時間でも集中して取り組める環境を作ること、そして週に一度は勉強の振り返りを一緒にすることをお勧めします。点数だけで一喜一憂せず、どう考えて間違えたか、次に同じミスをしないためには何が必要かを一緒に話してください。そうしたやり取りが、子どもの自立につながります。

休息や遊びも勉強の一部です。疲れをためない、体調を崩さないことが最後まで走り切るうえで欠かせません。習い事や友達と過ごす時間も、気持ちの切り替えや発想の幅を広げますから、すべてを削るのは得策ではありません。

最後にひとつ。短期間で効率よく進めるための学習ツールや教材は有効です。たとえば、家庭で使えるオンライン教材は、弱点の補強や過去問演習の回数を確保するうえで役立ちます。我が方で提供しているWEBワークスも、5・6年の内容を段階的に学べる仕組みを備えていますので、家庭学習の補助として試してみてください。興味があればこちらからご覧いただけます:フリーダムオンライン WEBワークス(無料体験)


結論を急ぐ必要はありません。焦りは判断を曇らせます。5年生からの2年間を、子どもの成長と合わせて計画的に使えば、無理なく実力を伸ばせます。親御さんは方向を示しつつ、子どもの主体性を大切に見守ってください。私たちもそのお手伝いを続けます。

志望校対策や学び方の整理を進めたいときは、比較しやすい入口を先に見ておくと全体像がつかみやすくなります。こちらもご覧ください。