6年生の担任から」カテゴリーアーカイブ

学校別バインダーをがんばった子

今年の入試もほぼ終わりましたが、WEBワークスに残されたデータを分析してみると、やはり学校別バインダーに多くの時間を割いた子どもたちが、上位校への合格を果たしています。

学校別バインダーは、それぞれの学校の出題傾向と、本人の得手不得手を蜘蛛の巣グラフで確認しながら、自分でやるべき問題を解いていくものですが、割とエンドレスに問題が出てきます。

毎年、各校の出題を吟味して、これは必要と思われる問題は、解説を含めてアップデートしていっているので、毎年問題が蓄積していきます。

ですから、なかなか終わりませんし、別に終わることが大事だとも思っていません。

必要な内容を、しっかり練習していく、ということができていけば、確実に力はついていくのです。

その点で言えば、来年の受験生についても、学校別バインダーをがんばってもらいたいと思っています。

「最後、過去問と学校別バインダーと知識のまとめ(WEBワークスの中の知識演習問題集)しかやらなかった」
という子もいましたが、まあ、それだけがんばれば、かなり力はついていくでしょう。

神奈川の子の1月校

行っても良い、という学校の合格が1校決まると、後は非常に楽になります。

だから受験スケジュールを決定する上で、この1校をなるべく早くにしたいという考えは当然あるわけです。で、埼玉県や千葉県は入試が東京、神奈川より早くスタートするので、これを利用するという手は当然ある。

ただ、神奈川の子はどうするか?

埼玉、千葉に行くためには東京を通っていかないといけない。多分通学時間は1時間30分を優に越えるでしょう。

ひとつの方法は寮のある学校を考える、ということですが、これは万人に向くというわけにはいかない。

なので、どうしても東京、神奈川の入試がスタートして2月2日の夜までには1校決めるという受験スケジュールが必要になるのです。

これは地域として神奈川はちょっと不利なところはありますが、しかし、引っ越しを前提にしないとすれば、やはりこう考える以外にはない。

なので、1月校を探すよりも2月2日までに決まる学校の中から「これ!」と思う学校を選んでいきましょう。

効率を上げていきましょう。

中学受験は、独自入試なので、それぞれの学校で取りたい人材に合わせて問題を作っていきます。

例えば昨今では、理系女子を取りたいというので、文系優先から理系優先の出題に変えた学校もありますし、逆に読解問題は絶対に物語文だけ、という学校もあるのです。

だから、その出題傾向に合わせて、いろいろ対策を考えなければなりません。

しかし、お父さん、お母さんが十分に時間がなく、その対応が難しいのであれば、ぜひ個別ワークスをご利用ください。

個別ワークスは、プロ講師の担任がお子さんの志望校の出題傾向に合わせてWEBワークスを操作し、必要な対策を個別に考えていきます。

過去問や模擬試験のやり直しなども対応しますので、効率良く学習を進めていくことができます。

時間は有限ですから、優先すべき内容をしっかり決めて勉強を進めていく必要があります。

お父さん、お母さんが考えた内容を確認することも可能ですから、ぜひご相談ください。

先生と一緒に模擬試験をやり直す

模擬試験の復習をするのは、とても大事な勉強です。

かなりのエネルギーをかけてやってきたのだから、これを直して、自分の力にするのはかなり効率の良い勉強のひとつなのです。

オンライン個別指導を受けている生徒は、この時期の模擬試験から算数を中心に徹底的にテストをやり直します。

先生と一緒にやり直しながら、ミスの原因、その対策を話し合う。こうしなさい、と言われるだけではなく、どうしたらこういうミスをしなくなるのか、ということを本人に考えさせるのも大事なことです。

実際に記述式のテストでなくとも、式を書くことは自分の考えを整理し、あとで確認するときには必要なプロセスですが、しかし、多くの子どもたちはまったくそれをやっていないことが多いでしょう。

しかし、これがミスの原因を作っていることも多いので、時間との戦いではあるけれど、やはりそのプロセスを取り入れた方が点数が取れると本人が体得するのが一番良い。

ただ、先生にやりなさいと言われるだけではなく、それを練習しながら次の試験に備えていく。そういう地道な対策がやがて成績を一気に押し上げていくのです。

遠くの校舎より自宅でオンライン

2学期から学校別対策のクラスが始まる塾も少なくありません。

ただ、校舎でやるとなると、すべての校舎に置くことはできないので、ある校舎にある学校別を設置するというスタイルの塾が増えます。

これはこれで当たり前なのですが、しかし、やはり遠くに通う場合が出てくる。

行きたい学校はそこまで遠くないのに、みたいなこともあるのです。

で、それよりはオンライン個別を自宅で受講して、学校別対策を進める方が時間効率が良くなります。

秋から冬にかけて、もうひとつ考えておかないといけないのはコロナやインフルエンザ。5類になったからといって病気がなくなったわけではありませんから、やはり感染には十分気を付けたい。

学校別対策のソリューションはより身近しておくと、後が楽です。

今まで成績が上がらないのだから、同じやり方していても上がらないが、しかし受験の目的はそこではない

同じ塾の教室で2年間、クラス分けをやっていくと、概ね大体の位置というのは決まります。

で、今までと同じことをやっていても、みんな同じようにやっているのだから、そう大きく成績は変わらない。なかなかクラスは上がらないでしょう。これはもう相対的な問題だから、仕方がないところがある。

しかし、そこに本来受験の目的はないのです。

受験は入りたい学校に入るためにやることであって、他の学校を受ける子どもたちと相対的に競争する意味はあまりない。

むしろ、自分の入りたい学校に向けて準備を進めた方が良いのです。

で、その切り替えのチャンスが6年生の夏休み、ならびに後期。

なんとなく夏休みはそのまま行ってしまいがちですが、2学期は塾でもいろいろとクラス分けが変わってくる。そうすると「自分の行きたい学校のクラス」があったり、なかったりするのです。

あれ、こんなはずじゃ、と思ってもそこからでは、やや遅い。まあ、それでもいろいろ手を打てることはありますが、しかし、やはり早めに考えた方が良いのです。

塾を変更する時期は1番が6年生になる年の2月、次が9月です。これは早いか遅いかだけのところがあって、2月に変わる人はすでにその検討まで終えているから変わっているところはある。

なので、本当にこのままで良いのか、最終の検討をしてください。

これで行くと決めればそれはそれで良いが、後から「変えておけば」と思わないことが大事です。これも腹を決めていかないといけないことのひとつ。

結局、過去問は家でやるの!?

最初に塾の先生に過去問について尋ねたところ、
「まだ、やらなくてよいです。今やっても自信をなくすだけですから」
と言われました。

次に夏休みに入って学校別のクラスが始まったときに、聞いてみると
「まだ、良いでしょう。学校別クラスでもやりますから。」
みたいなことを言われて、まあ、忙しかったので先延ばしをしました。

で、秋に入って、なかなかまとまって過去問をやっている様子がないので、もう一度先生に聞いたところ
「え、まだやってないんですか!?」
ということがあったそうです。

結局家で過去問をやることになるんだったら、さっさとやったのに、とそのお母さんは言っておられましたが、まあ、こういう塾は極端にしろ、やはり過去問が家庭任せになる場合は少なくないのです。

だから早めにスタートした方が良い。

模擬試験の結果によって併願校が決まるころには、さらにやらなければいけない過去問は増えてくるので、早めにスタートしましょう。

夏休みの学習は自宅だけという選択

夏休み、今年も暑くなりそうですね。

コロナ禍で、夏休みの学習が個別と自宅学習だけ、という選択をしたご家庭がありました。

元からもちろん大丈夫だとは思っていましたが、とにかく健康に良い。

というのも、やはり暑い時期は、行き帰りで明らかに体力を消耗するし、またずっとクーラー、とか、環境を自分の意志で変えられない。

水分の摂取は認められる塾が多くなりましたが、それでも制限がかかる塾もあるので、自由にいろいろやれるというわけではない。

逆に受験勉強というのは、やはり個人的な部分を広げた方が効率が良いので、過去問にしろ、不得意対策にしろ、実際に教えてみると、本当にその子のことだけを考えてカリキュラムを進めるから、集団でおしえているよりも当たり前ですが、効果は高い。

今はオンライン個別指導という方法になったので、先生も動かないし、逆にコスト面では大分リーズナブルになってきましたから、ここはもうそれで進んだ方が良い、というケースも出てくるでしょう。

周りと競争するのは、秋に模擬試験でやれば充分なので、夏は自分のためだけの勉強に集中しても良いのではないかと思います。

模試の結果から改善点を整理しよう

これから模擬試験が行われていきます。

その結果にどうしても一喜一憂しがちですが、しかし、大事なことは、そこからしっかり改善点を整理することです。

できなかった、というのには理由があります。

実はあとからやり直したらできた、という問題があった場合、ではどうしてできなかったのか?

問題文を読み違えた。

計算間違いをした。

条件を間違えた。

自分の書いた字を読み違えた。

いろいろな原因があるでしょうが、それを改善していくから、成績はあがっていくのです。

ですから、模試の結果をどう分析し、どう整理するかが大事。

ここから次の試験に向けて、何を変えるのか、しっかり決めていきましょう。

オンライン個別指導の方が便利

個別指導や家庭教師というのは、リアルなため、どちらかの移動が必要になります。(まあ、当たり前の話ですが…)

その点、オンライン個別指導というのは、お互いに動く必要がない。

オンラインの授業は、1対多だとそれなりに難しい面がありますが、1対1は何にも不便がありません。

ノートも見せてもらえるし、解き方も見ていられる。また、こちらの説明もいろいろな道具を使えるので、わかりやすい。

案外リアルで教えていると、参考資料とか見せにくいところがありますが、オンラインは画面に映せるのでこれも便利。

つまりオンライン個別指導の方が便利で効率が良いのです。

だからまずはここから合理化していくのが良い。

さらに集合授業の問題点も個別指導で解決できることは多いので、ここは一挙両得を目指しましょう。