同じ塾の教室で2年間、クラス分けをやっていくと、概ね大体の位置というのは決まります。
で、今までと同じことをやっていても、みんな同じようにやっているのだから、そう大きく成績は変わらない。なかなかクラスは上がらないでしょう。これはもう相対的な問題だから、仕方がないところがある。
しかし、そこに本来受験の目的はないのです。
受験は入りたい学校に入るためにやることであって、他の学校を受ける子どもたちと相対的に競争する意味はあまりない。
むしろ、自分の入りたい学校に向けて準備を進めた方が良いのです。
で、その切り替えのチャンスが6年生の夏休み、ならびに後期。
なんとなく夏休みはそのまま行ってしまいがちですが、2学期は塾でもいろいろとクラス分けが変わってくる。そうすると「自分の行きたい学校のクラス」があったり、なかったりするのです。
あれ、こんなはずじゃ、と思ってもそこからでは、やや遅い。まあ、それでもいろいろ手を打てることはありますが、しかし、やはり早めに考えた方が良いのです。
塾を変更する時期は1番が6年生になる年の2月、次が9月です。これは早いか遅いかだけのところがあって、2月に変わる人はすでにその検討まで終えているから変わっているところはある。
なので、本当にこのままで良いのか、最終の検討をしてください。
これで行くと決めればそれはそれで良いが、後から「変えておけば」と思わないことが大事です。これも腹を決めていかないといけないことのひとつ。