中学受験経験のある保護者のみなさんが陥りやすい罠

最近は、ご自身が中学受験をしたお父さん、お母さんが多くなりました。

昔はそこまで中学受験が多くなかったので、お父さん、お母さんが経験されている、ということはまずなかったでしょうが、今はそうでもない。

で、そういう経験があると、自分で苦労したところがわかるから、つい子どもには「そんな苦労はさせたくない」という気持ちが起こる。

例えばご自身がうまくいかなかった、と思うところはつい先に手を打つ。あるいは子どもの様子を見ていて、ここはダメだ、と思うからつい口うるさくなる、ということが起きるものです。

子どもたちは5年生、6年生と進むにつれて、少しずつ自信が出てくる。だから自分のやっていることに対して、細かくいろいろ言われると反抗したくなるのです。

それで親子バトルが起こる事が多い。

親は良かれ、と思ってやることが、子どもにとっては自分の道を邪魔する存在に見えているわけだから、これはうまくいかない。

案外、同じことを先生に言われると、「あ、そんなものか」と思う子も多いのです。

だからこれから先生の役割は変わってくるだろうと思います。動画授業や問題演習がある分、学習方法そのものは効率化されていくでしょうが、子どものモチベーションを引き出したり、学習のやり方をアドバイスする、いわゆる「学習管理者」としての役割はさらに必要になってくる。

これはお父さん、お母さんがこれまで担ってきた部分が多いのですが、「親子バトル」を避ける意味では、コーチの存在があった方がスムーズにいくようです。

個別ワークスで勉強してる子どもたちもやはりいろいろ親子バトルはあるのですが、しかし、個別に担任がついているので、親も子も相談しやすい。また何をやらなければいけないかは明確に指示されているので、あれもこれもと悩む必要もありません。

一番大事なことは、いかに効率よくしかし確実に合格できるようになるか、ということ。途中経過はどうでも最終の結果が出てこないといけないので、そこに向けて今何をしなければいけないのか、担任としっかり相談しながら進めていかれると良いでしょう。

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