6年生の担任から」カテゴリーアーカイブ

学校別の入試傾向を研究する

塾としてはいろいろな学校に対応するということで、ほぼすべての範囲をすべての子どもたちにやらせます。

しかし、これが負担の原因になっているのです。

例えば御三家のレベルの問題は出ない学校なのに、そこまで勉強する必要があるか?

あるいは記述が出ない学校なのに、なぜ記述の練習をするのか?

こういう話を塾の関係者にすると、「どんな選択でもできるようにしたいから」という返答になりますが、逆にすべてが中途半端になる可能性もあるのです。

私は優先順位をしっかり決めなければいけないと思っています。

入試は合格するためにやるのですから、何ができれば合格するか、ということを考えていかないといけない。だから、まず目標を絞ります。

その次に、どんな入試を行っているのかを研究する必要があります。

研究の材料は過去問です。

今年の過去問は5月ごろ出版されますが、今も書店には去年の問題までは揃っているので、私は志望校が決まったらまず買ってしまうことだと思います。

その上で、何ができなければいけないのか、どういうレベルの問題までできなければいけないかをしっかり研究すべきです。

もちろん塾も研究していはいるが、しかし、お子さんのことを考えて研究しているのではありません。受験生全般についてあてはまることをやるのであって、お子さんに合わせてくれるわけではないのです。

塾では学校別の授業に足切をつけるところもあります。

つまり組み分けテストである程度の成績を取らなければ受講することができない、というシステムを取っているところもあるのです。

だから対策はある意味家庭でもしっかり考えておかないといけない。そしてその対策を中心に勉強を進めるべきでしょう。

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学年が上がるとそれなりに自覚が出てくる

小さい時からいくら塾でスタートしても、本人が中学受験をあまりリアルに考えられないし、兄、姉の受験を見ていたにせよ、自分が受験勉強をすることにそれほどイメージがわいているわけではありません。

しかし、学年が上がるとそれなりに自覚が出てくるし、志望校が決まったりしてくると、がぜん入試が具現化してきます。

その時、やらされている子は自分でやるイメージができないから、相変わらずだけれど、特にやらされてこなかった子は自分でやり始める。

あるいは割と早くから意識ができて自分でやる子もいるでしょうが、それでもやはりそれなりに学年が上がらないと意識は受験生のレベルにはなかなか達しません。

だから、特に早くから始めずに、中学年のときには、中学年がやるべきことをもっとやらせることが大事。

習い事もスポーツもまだまだあきらめてはいけないと思います。

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過去問は早く始めていい

結構カリキュラムは早く進んでいるのに、6年生に入った途端、復習回が増えて、なかなか学校別に向かえないところがどの塾にもあります。

実際に学校の冠は持っているものの、他の通常授業とそう変わらない、と思えるところもある。

塾としては、なるべくみんなに同じことをさせた方が塾としての効率は良いので、ここをグズグズするところがあります。

しかし子どもたちの感想を聞いてみると、やはり早めに始められた方が良かったというのが多い。

やはり最後、過去問に追われていることが多いからでしょう。

11月後半からは併願校が決まり、いろいろな学校の過去問をやらなければいけなくなるわけで、だったら最初から第一志望、第二志望の研究を始めたら良いのです。

これはあくまで研究ですから、時間を計る必要はない。

むしろ時間を計らずにすべての問題を解くことが大事です。どんな問題が出るのか、どういう形式でどのくらいできるべきなのか。

そういうことを肌で知ることで、モチベーションも上がるし、本人の勉強もより効率が上がります。

みんなと同じことをさせられているときにロスが生じていることがあるのです。

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粘り強く考える

問題をたくさん与えれば、当然終わらないといけないと考えるので、途中わからない問題はすっ飛ばすことになります。

しかし、できる問題は本当はどうでも良いのです。だってできるのですから。

問題はできない問題をいかにできるようにするか、なので、わからない問題に取り組む時間の方が大切です。

でも、とけないと時間がかかります。

最後解説を読んで、なるほど、と思うまでに結構時間がかかっていたりする。

しかし、それをかけなければできるようにはならないのです。

だからたくさん与えるよりも、課題となる問題を与えた方が良い。

それで早く終わるのであれば、早く終わったことがご褒美なのです。後であれも、これもと足さないで、自由な時間にしてあげてもらいたいと思います。

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最後の2つで間違える対策

国語の過去問をスタートさせた子どもたち。

で、選択問題で良くあるのが「最後の2つで間違える」パターン。

2つまでは割と簡単に絞り込めるが、最後のところで間違える。

ここはやはりしっかり根拠を確認する必要があります。

文の論理が通っていても、本文に書いていなければ×。

あるいは、使っている言葉が本文とちょっと違う、というような場合もあるでしょう。

作題者は作者ではないので、本文を根拠に問題は作られているから、その根拠が文中になければ×です。

そこを徹底的に考えると、おのずと答えは決まってくる。

なぜなら答えは本文に書いてあるわけですから。

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質問CHAT

WEBワークスには、質問CHATがついています。

お父さん、お母さんでも本人でも、自在にお使いいただけるわけですが、これは専任の先生が担当しています。

話題のCHATGPTは使っていません。(AIではありません。)

ですから、単純に問題の解き方ばかりではなく、学校の選び方、勉強の進め方、テストのやり直しなど、すべてにわたっていつでもお尋ねいただけます。

ただ、生身の人間なので、若干返信にお時間をいただく場合がありますことだけ、ご承知おきください。

ちょっと困ったとき、すぐにご利用いただいた方が解決は早いかと思います。

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基本に徹する

新6年生はまた、ちょっと難しくなってきました。

理科は計算問題オンパレードの時期ですし、算数も比を使っていろいろな問題を解くようになってきた。

ということはそれだけ、理解に時間がかかるということです。

フリーダムの問題は厳選されているとはいっても、練習問題はやはりそれなりに難しい。

質問が多い時期でもあるのですが、ここは慌てないこと。

基礎をまず徹底的にやりましょう。応用問題をやる時期はまた来ますが、後で基礎をやり直すのは大変。

ここは欲張らず、基本に徹するのです。

基本チェックがしっかり終わればよい、と考えて進んでください。

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受験準備がオーバースペックになってきた

中学受験が過熱してくると、いろいろな無理がまかり通ってきます。

そして子どもたちの負担が増し、ストレスが増えてくる。さらにいろいろなことを犠牲にし始めてくるので、例えば子どもたちの社会性が十分に育たなかったり、創造性に富む部分が縮小してしまう可能性もあるのです。

しかも、受験準備というのは、やはり合格させたいという気持ちが強いので、どうしてもオーバースペックになりがちです。

本当にこんなことが必要なのだろうか、と思うようなことまでやらされている部分がある。

本来ならもっと違う時間の使い方もできただろうに、と思われることも実際に出てきています。

なので、常に子どもたちがやっていることに、「これは本当に必要なのか」という疑問を持った方が良いのです。

新学年になって通塾日が増えたところがほとんどだと思いますが、そんなにたくさん塾に行く必要があるのかどうか。

習ってきたことはもう一度自分で復習する必要があるわけですが、通塾日が多いと十分に復習できないまま終わる場合が出てくるでしょう。

その分塾でやっているから、と思いがちですが、しかし、理解には個人差が当然あるので、自分のペースで勉強する時間も絶対に必要なのです。

だから、これはおかしいなと思ったら、親が防波堤にならないといけない。

中学受験のメリットのひとつは、親が受験に関する不具合を修正してあげられることですから、常に疑問を持って子どもたちの状態を見てほしいと思います。

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復習ページの使い方

新年度になったので、計画を立て直しましょう。

授業のペースはそれほど変わりませんが、新6年生は5年時の復習ページが入っています。

これを全部やるのはなかなか大変です。

したがって、やるべき内容かどうかを、しっかり考えておく必要があります。

ちゃんとできていることが前提ではあるものの、しかし、まだこれらの問題が十分でないとすれば、それはやり直すべきなのです。

というのも、これらの基礎がわからないと、新学年で習う内容がさらによくわからない、ということになります。

なので、テキストで再掲載されているのです。

復習には時間がかかると思いますが、それでも今のうちにやってしまうと、確実に新しく習うことが良くわかります。もちろん自信があれば、全部やる必要はありませんが、ちょっと心配な場合は、ぜひトライしてみてください。

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何をやるか、を絞り込む

この受験を通じて、いろいろな塾の教材を拝見する機会を得ました。

みんなそれぞれ研究を重ねていて、それぞれの学校の特徴をよくつかんでいる。また、頻出する内容をしっかり絞り込んで丹念に練習するようにできています。

しかし、とにかくやることが多すぎる。

過去問もあるし、更に言えば併願校の過去問も受験スケジュールを決めれば出てくるから、それだけ用意されたとしても到底やりきれない、ということになるのです。

だから今は捨てる時代です。

やるべきだと言われた問題をいかに上手に捨てて、効率の良い勉強をするか、ここをしっかり決めることが大事になってきました。

子どもたちの力を見ながら適宜、やるべき内容をしっかり絞り込んでいければ、やはり結果は出やすくなります。

だから先生とのコミュニケーションが大事になってくる。

で、ひとつヒントを出すとすれば、テストの復習を最優先する、という道があります。

多くの場合、テストの点数を上げるために、勉強の内容を決めるのだけれど、これを逆にする。

もちろんこの順番だとテストに直接効果が出ないかもしれませんが、入試に対応する力は確実についてきます。

子どもが真剣に解いたテストですから、教材としては最適です。

なので、この復習はぜひしっかりやってください。

これをがんばるだけで、最後に違いが出てきます。

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